テニス&坐禅合宿in奥山方広寺のご報告

リューテニスアカデミー

2009年08月03日 22:31

「ツイてる!」って言えばツイてることが起きるし、「ツイてない」って言えば、ツイてないことが起こるんだよ

そんな、『心』とか『徳』の話をミーティングで話した合宿でしたが、

今回の合宿は、本当に、「ツイてる!!」って言わずに何を言う?というくらい、最高でした^^



昨年好評のお寺でのテニス&坐禅合宿、今年も行いました。

浜松駅からバスでコートへ、練習後にバスでお寺に、宿泊して、またバスでコートに、そして浜松駅。



日本全国雨模様で、こりゃ、テニス、だめかな・・・と思いましたが、なんと、できちゃいました(笑)

熱中症などを一番に注意していたので、これはラッキー★開会式で合宿リーダーと副リーダー発表後、みんな元気に練習。そして、1日目のテニスが終了。

コーチは、元プロコーチで現在は整体の先生、岡田コーチと、木村さん、重松さんの強力コーチ陣。もちろん、リューコーチも。

16名の生徒に対して4名のコーチ・・・贅沢です^^



バスでお寺に移動し、住職さんに挨拶、宿房で時間割表、部屋割表、合宿のスローガン、リューテニ10か条を掲示し、部屋長を発表。スローガンは『じかんをまもって、たのしいがっしゅくをしよう!』です。

部屋長ミーティングでは、「頼んだぞ!」と送り出しました。本当にリーダー、副リーダー、部屋長を中心に、小1から中3までみんな自ら動こうとしていて、昨年の10倍くらい楽でした。



食事では毎回、食事五観を唱えます。食事をする意味・・・これは普段当たり前になりがちな食に感謝するとても良い機会です。テーブル配置、配膳、片付けなどすべて子ども達が行います。誰かがこぼしたりしたとき、サーッと動いて雑巾を持ってきた子には驚きました。

食後はミーティング。いろんな話をしました。リューテニ10か条の確認。10か条、実は昨年の合宿で作りましたから、ちょうど一周年です。そして、『心』の話、『徳』の話、『言葉』の話、『思いと行動』の話。前よりは分かりやすく話せたかな?それと、大画面プラズマTVでシャラポワのプレーやウィンブルドンの映像をみんなで見ました。飽きるかな・・・と思いましたが、時間なので切ったら「もっと見たい!」と。うれしいですね^^



その後はラムネ飲み競争、これは5年生以上限定。昨年は選手コースでやりましたが、今年も最高!今の子達って、意外とラムネの飲み方、知りませんね~。大爆笑です^^

その後はみんな楽しみ(こわがっていた?)、きもだめし。今回はYくんにプロデュースをお願いしました。コーチは安全係と脅かし役。度胸はついたかな?

ということで、1日目終了。





2日目は5:30起床。起きるかな・・・と思ったら、どの部屋も合格!僕は一言も5:30に起きてとは言ってません。しかも時間割通り、みんな布団を片付けていました。これに驚きました。

6:00から大広間にて坐禅。住職さんはいろんな話をしてくれたり、全員に警策(背中を叩かれること)をしてくれたり・・・。1時間、みんなよくがんばりました。何もしない、何も思わない・・・このことがとても難しく、とても大切な事なのは大人であればみんな知っています。なかなかできません。テニスでも、ボールに意識集中している状態がもっともパフォーマンスが発揮されます。一流選手はこれをしたくてしたくて仕方ない・・・でも、これが難しい・・・坐禅は、その状態に入る、一つの方法なんです。



朝食でも食事五観斉唱。おなかがすいていたようで、みんな良く食べました。

8:00、肝だめしで登ったお寺の階段で記念撮影、そのあと、NPO日本プロトレーナー協会の佐竹さんが来てくれて1時間みんなにトレーニングをしてくれました。遊びの要素を大切にしたドリル。特に、コミュニケーションをとることを重視してくれました。佐竹さんは浜松大学のバスケ部を専属でトレーナー指導している方。小学生~中学生というリューテニの生徒に合わせたプログラムを作ってくれて、今回提案をいただきました。今後、「将来的に浜松から一流選手を育て上げる」という考えの下で一致しているリューテニと日本プロトレーナー協会、これから関わりをもってやっていきたいと思います。

引き続いて30分間の素振り。

その後はスイカ割り。昨年はみーんな当たらなくて、ほとんど全員がやりましたが、今回は5人くらいでスイカ2玉を割っちゃいました(提供:東陽テニスクラブ)。生徒と佐竹トレーナーで平らげました。ちなみに、スイカ割りはトレーニングなんですよ!



トレーニング後は大広間に行き、みんなで勉強会。各々の宿題を持ってきていました。小学生と中学生が一緒に勉強する空間・・・江戸時代の寺子屋というのは、まさにこういうスタイルだったといいます。年齢は関係なく、それぞれがそれぞれの勉強をする。来年は寺子屋会にしよう。



お昼ご飯・・・さすがにみんな手馴れてきてる!手分けしてパッと配膳していました。頼もしいもんです。

部屋を掃除し、ゴミをまとめ、住職さんに挨拶してお寺を後にしました。バスでコートまで移動です。



2日目のテニス練習。1日目とは違い、暑い!さすがに溶けている子もいましたが、なんだかモチベーションが高いのがわかります。それぞれのレベルに合わせ、また、レベル間を隔てたチーム編成をしたりと、いろいろやりました。1日目もお世話になった木村さん、重松さんはほんっっっとうに子ども達を熱心に指導してくれました。



普段やらないダブルスの練習で大喜びのJ4生徒、細かく打ち方の指導をしてもらい、飛ぶようになって狙うということに意欲を持つようになったJ1。日本一のサポートコーチでした^^

誰も気分が悪くならなかったり、病気にならなかった、ということに感謝したいと思います。健康あっての成長ですから。



最後はみんなでコート整備と片付け。そして閉会式。

中3の合宿リーダーKくんはどうどうとこんなことを言いました「みんな、お母さんやお父さんに、ありがとうって言おうね」 コーチが言うならわかると思いますが、中学生の口からこんな言葉が出てくるなんて、本当に驚きました。



今回、悪天候の予報もあって、実際に1日目は雨が降り、本当に心配でした・・・でも、バスに同乗してくれていたスタッフ、大石さんに朝電話したら、予定通りみんな集まっている、ということを聞いたとき、参加してくれた子達が、来てくれたってだけで幸せと感じることができました。

ご家庭に帰った子ども達からの話を聞いて、「行かせてよかった」というメールをいただきました。こちらも、開催してよかったし、そのようなメールをもらえるような合宿ができてよかった。


いろいろと反省点はもちろんありますが、リューテニが考えるところの、日本一の合宿ができたと思います。

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